勇敢な花の日記

3/24(日)

清々しい気持ちで、部屋をまるごと掃除した。お母さんと電話もした。あと3ヶ月やり残したことがないように、いったん落ち着いて目標や計画を立ててみたら?と言われて、その通りだと思いつつ何にも思いつかない自分にがっかりした。向上心が見当たらない。

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パンケーキを焦がしてしまって、おせんべいができた。

久しぶりの青空と日曜日だったので、突然思い立ってお散歩に出かけた。カメラを持って行かなかったので、携帯で写真を撮った。わたしが部屋にいてもいなくても、家族や子どもたちは公園で楽しそうに遊んでいることに安心した。

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すっぴんに眉毛とリップだけの状態だったけれど、いとこが19歳の誕生日にプレゼントしてくれた、ずっと欲しかったアネモネのピアスをつけていたので気分は無敵だった。

 

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ピンポイントでわたしに呼びかけてくる看板。

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おとぎ話に出てくるような、小さくて可愛い花が咲いていた。オオイヌフグリと言うらしい。花の名前を調べたくなる春。

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勇敢な鴨と、勇敢な花。石畳を生きる覚悟。わたしは残念ながらもう膝にきているよ。

春の日差しを想像して外に出たら、空気はピンと張り詰めて冷たかったけれど、たしかに春だった。わたしが感じている春は、空気の柔らかさや温度に左右されるものではないということを知った。くるりを聞いて歩いた。春だからね。揺るがない幸せがただほしいよね、そうだよね、と思いながら歩いた。

 

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まだ行ったことのなかったカフェの窓際で本を読んだ。カフェラテは苦くて半分くらいが泡だったけれど、美味しいショコラクロワッサンに出会えた。ひねくれた人間なので、大きいクロワッサンを見ると中のほとんどは空洞なんじゃないかと疑ってしまう。だけどその空洞にこそ胸ときめくのは事実で、チョココロネみたいにぎゅうぎゅうのショコラクロワッサンに出会ったら、きっとわたしは息苦しくなってしまうと思う。バターたっぷりでもちもちの皮、甘苦いチョコレート。それが好きだ。

帰りに万年筆の替芯と携帯のカードを買うつもりだったのに、またぼーっとしていてすっかり忘れてしまった。鍵がなくて焦っていたら、鍵穴に差しっぱなしだった。そろそろしっかりしなければ。

青空のもとに出かけるのと同じくらい、青空のうちに家に帰れることも嬉しいことだ。明るい気持ちで出かけて明るい気持ちで家に帰ることができる。

 

Netflixで『Blooklyn 99』のシーズン1を見進めて、スーパーで珍しく安かったお肉を焼いて食べた。オーストラリア人の友人たちが一同絶賛でおすすめしてくれた、何も考えずに見れて、めちゃくちゃ笑えるコメディ。海外のドラマを見る習慣がなかったけれど、楽しくてハマりそうだ。

冷凍庫に入っていたハーゲンダッツも食べた。夜のこの時間がたまらないね。どんな大きさのアイスでも、ささやかなスプーンですくうのが一番の贅沢。