2023年12月記

君の名はマジで師走、って感じの1ヶ月。果てしなく終わらない仕事、なのに毎晩どこかしらで忘年会、すべてを忘れたい気持ちだけは常にあるのに誰も何も忘れさせてくれない…そしてまた朝が来る…そんな感じの日々でした…

年内にやり残したこと、12月まで残っている時点でかなり手強い相手なのにもかかわらず、新年に何も持ち越したくない!ただその一心で重い腰を上げに上げまくり、仕事もプライベートもかなり忙しい生活でしたが、割と無理してギリギリ走り抜きました。

今月の主な出来事

まず、1年9ヶ月通ったキックボクシングを円満退会し、ついに港区の国技ことマシンピラティスに移行。移行した理由は色々あるのだけれど、やっぱり比較するとキックボクシングの方が有酸素運動だし疲れるし、当たり前に運動量は多いと思う。

わたしの汗と涙がこの回転の動力(gifにする前はちゃんとループしてたのだが…)

11月の日記に書いた、Blenderのドーナツチュートリアルも12/31にギリギリ完遂した。作業も英語も分からなくなり「キーッ」となることしばしば。1ヶ月半もかかったが、最後は意地だけで完成。なんならその間にBlenderがアップデートして、チュートリアルも最新版が出ちゃって、私の見ていた動画群はタイトルに「(OLD)」とか追記される始末。こちらそのOLDにさえ追いつけてません…。そもそもの話、Blenderのことを何も分かっていないのに、それを英語で理解するというのがもう鬼の所業。「初心者さんにはまずはこれ!」ってみんな揃ってネットに書いてたけど、本気か?とはいえこの途轍もない達成感と脱力感で気持ちを切らさずに、次は日本語のチュートリアルに挑戦するぞ!

左の均等な麺が先生、右の太くて不格好でキュートなのが我々の作品

めちゃくちゃ忙しいとか言っているなかで、突然の蕎麦打ち体験にも挑戦。粉から蕎麦を作っていく過程、とても面白かったし、勉強になった。蕎麦がどれだけ繊細な食べ物かということを知った。自分で打ったおそばが美味しすぎて、麺一本一本を抱きしめたいくらいの愛で食べた。その後、蕎麦生活するぞ!!とかつてない熱量が迸るも、カルディで買った一発目の蕎麦がゴムみたいであまりに口に合わず、その衝撃波で蕎麦への気持ちが全部どこかへ行った。この罪は重い。

苛烈な12月を生き抜く限界OLの心と体に、この上ない癒しと安らぎをくれたのが千葉勝浦のeden。水着を着て入るタイプのサウナ兼温泉?インフィニティプール?空と海の青の美しさよ…。

この景色を見ながら入る湯船、サウナの後にテラスで波の打ち寄せる音を聞きながらととのう至福。あの風景と波の音と風が忘れられなくてもはや脳裏にセルフで再現できる。かなり天国に近い空間だった。

クリスマス仕様のディズニーシーにも行った。ここ数年、友達とお互いの誕生日にディズニーチケットを贈りあっているおかげで、年2〜3回はコンスタントに夢の国に遠征している。何度行っても、ディズニーのごはんが好きすぎる。友達に至ってはディスニー行きが確定した瞬間「もう食べたいもの決まってたんだよね」と動画やらサイトやら送ってくる気合いの入りよう。

クリスマス限定のローストビーフサンド、カレー、いちごミルクタピオカ、ティポトルタ、カルツォーネ、クラムチャウダー、ユカタンロール。本気すぎて、欲望のままに食べ尽くしつつもお腹の最大容量を真剣に検討しては「まずい…あそこで優先順位が低いものを食べたのが間違いだったか…?」と悩むわたしに、「もう食べちゃったんだから仕方ないよ!次をどう入れるかを考えていかないと!」と前向きに励ましてくれる友のありがたさよ。

トレーは園内どこでも持ち出していただいて大丈夫です!って笑顔で送り出されたけど、これ持ってパーク内を歩いてる人は他に誰もいなくて羞恥

アトラクションにはあまり乗れなかったけれど、ソアリンに乗れたので大満足。ランド・シーのすべてのアトラクションの中でも一番くらいに好き。これまで3回?くらい乗ったけど、毎回乗り終わった後に拍手が起こるの美しすぎる。あの幸福感、何物にも代えがたすぎていつかソアリンという体験が人の命を救いそう。

緑の革靴とハッピーな赤&ピンク靴下でクリスマス感を演出してくれた友

クリスマスは事前にケンタッキーを予約して、友達とM-1を見ながらチキンやらケーキやらを食べまくり、ワインをあけまくり、友達の横で見事に爆睡。M-1面白かった〜〜〜!令和ロマンの圧倒的主人公感。鮮やかで華やか。令和ロマンの2本とヤーレンズの1本目が特に好きで何回も見ちゃった。いまだにM-1関連のYouTubeやらラジオやらに追いついていなくて、もう年越してみんな違う話しているのにわたしだけようやくニューヨークのM-1直後のラジオとか聞いてる?

思い返すと去年の12/23は、社会人史上最も辛かった日で、理不尽な目に遭い、誰もいないフロアで自分でも驚くくらい尋常じゃないレベルで号泣し、電車の中でマスクの中を涙と鼻水でぐっちゃぐちゃにして帰った。4時間遅れで忘年会に合流し、もう涙腺が馬鹿になってるから涙が止まらなくて「ごめん、気にしないで!笑」とか言いながら、両目から涙を垂らし続け笑顔で乾杯していた女、どう考えても怖すぎる。そしてそのまま発熱して12/31までコロナ罹患という、踏んだり蹴ったりにも程があるだろという悲しみの年末。あの時、母から電話で「涙が止まらないのはまだ泣ききれてないからだよ。沸点みたいな、泣いて泣いて涙ももう出なくなるまで泣ききると、もういいや!って思えるポイントがあるから、そこまで泣いて涙を出し尽くすんだよ!!」という謎に熱い激励を受けた。たしかに、泣くべき時に泣いて、悲しむべき時に悲しまないと、本当に悲しい出来事の前では何か自分の大切な部分をみすみす失って、後になっては取り戻せなくなってしまうような気がする。泣き時は逃してはいけない。

スウェーデンにいる友達からクリスマスカードと素敵なギフトも届いた。彼女が日本語がうますぎるということもあるけれど、海の向こうの、全く違う言語と文化を持った国で、こんなにも考え方や物の感じ方が共鳴するような人に出会えたことをありがたく思う。彼女から「『正しい生き方』とはみんながやってることじゃなくて、自分がやると幸せな気持ちになることだと考えてもいいんじゃない?」というLINEが来てハッとした(ていうか日本語うますぎる)人に流されたり比べたりせずに、自分の大事なものを大事にして生きるのが、北欧の若者はすごく上手だな〜〜と留学中常々思っていて、その生き方に肌で触れられたことはせっかくもらったギフトなのだから、大事にしなくちゃと思う。よく忘れそうになるけど。

突然ながら、ここで小っ恥ずかしい失恋の顛末の墓碑

11月のブレイキングニュースは遅すぎる熱愛発覚(←自分の)そのまま失恋。そこですべてが終わったと思いきや、自分の気持ちに気付いたのも、失恋したのも、すべて自分の中で完結するのっておかしいよね、恋愛って相手とするものなのに、この気持ちは勝手に仕舞い込んでどこにいくの?このままだと、「やっぱりそんな好きじゃなかったわ〜〜」とか思い込んで無かったことにしそう。でも、どれだけ拗らせても、ひねくれたくはないよ!もはや恋とか失恋とか言ってるの超恥ずかしいけど、今からでもそういうの恥ずかしくない人になりたい!わたしが、不器用すぎるこの恋をこの世の中にたしかに存在させる…!という謎の正義感が湧き上がり、12月に人生初の告白をしました。今日伝えるぞ!という日に、バスで前後に座っていて、前に座る丸い背中が冬のやわらかい陽射しに照らされているのがとてもきれいで、失恋とか告白とか文字面よりも全然大したことに思っていなかったのに、その一瞬で何かが緩んだようにブワッと涙がこみあげて滲みました。ときめきとか、そういうのはなかったけど、ぼかぽかして、一生このバスに乗っていたいわけではないけれどこの瞬間を忘れたくないと思った、これがわたしの恋だったのだと思います。飲み屋の席や隣同士で向き合って話している時には気付かなかったこと、後ろから見たときに初めて気付いた。最後にちゃんと蹴りをつけて、この世の中でたしかに人に恋をしたと認めることが、わたしが人として、より成熟するために必要なことだったと今は思うので、12月のわたしに一億点!(この一連の顛末を愉快な高校の友達に話したら、一言「それは人災だね…」と言われた)

今月の美味しかったもの

ずっと行きたかった代官山・ごはんや一芯。ごはんをより美しく照らすための照明。どれも気取っていないのに気品があって最高だった。特に名物の鯛茶漬け!どこかお酒の匂いがするような滋味深いお出汁、豊かな食事。

予約争奪戦の末、かろうじて22時の枠で滑り込んだ都立大学前・新田中。回っていないお寿司ってこんなに美味しかったっけ…?と歓喜の涙。食べ放題とはいえ時間制限があり、お客さん一組ずつ、二種類の希望を聞いてじっくり握ってくれる。こちらのペースでは食べられないため、卑しい我々は板前さんが掃除したり片付けたり席を外したりするのをやきもきしながら眺める始末。次回は広い心と余裕を持ってリベンジしたい。

地元の友達に子どもが産まれて、みんなではるばる会いに行く道中、偶然出会えた素敵なお店。ぽつんと青空の下の佇まいが絵本から飛び出してきたみたいで、陽射しが夢のようで、黒板に手書きのなんだかあったかいメニューで(そして安い!)店員さんもあったかくて、ふるさとって感じのお店だった。また偶然辿り着きたい。


www.youtube.com

料理のお兄さんリュウジ氏、大好き!この「至高のクリームパスタ」のレシピ、間違いなく自分が作った中でベストオブベストのパスタができて、食べた瞬間「うま!」と声が出た。本当に美味しいし材料もシンプルで最高。

今月買ったもの

BenQのモニターライト(初代)

夜は間接照明だけで過ごすことが多いものの、部屋の隅の机で作業する時に手元が暗すぎるのがずっと気になっていて、欲しいな〜〜とかれこれ3年ほど気持ちを温めていたデスクライト。ただ、欲しいと思うものに出会えなかったり、そもそも場所取るし電球熱くなるの気になるし…と腹を決めかねていたときに知ったのがモニターライトというもの。概念さえ知らなかったのだけど、いつの間に市民権を得ていた?モニターの上に設置できるからスペース的にも存在感的にも影響0だし、ちゃんと手元を照らせるし、掃除も楽だし、最高のお買い物でした。

ブラックフライデーでお安くなっていたので、どうせなら評価高い純正のにしよう!ということでBenQにしました。YouTubeを見漁ったところ、おしゃれガジェット系界隈ではHaloというBenQモニターライト第三世代のおしゃれ〜〜な棒が覇権を得ていたものの、見た目はこっちの方が素敵だけど絶対調光とか使いこなせないからリモコンいらない…ということで初代をセレクト。買って1ヶ月も経ってないけど、使うのは自動調光モード一択なのでよい選択をしたと思う。

↓ これがHalo。初代との主な違いは、デザインと手元の無線リモコンのみ(なはず)

GUのモコモコパジャマ

かつて祖母と母が買ってきてくれたtsumori chisato sleepの最高に可愛くて最高に着心地のよいもちもちパジャマと出会って以来、他の冬パジャマを一切受け付けられなくなってしまったわたしがついに出会った運命の二着目。まさかのGUで¥1,990。この羊、かわいすぎでは?!tsumori chisatoもびっくりのもちもちぶりで、初めて着たときあまりの至福ぶりにもはや泣きたかった。スタメン超えて殿堂入り。

ウルトラオレンジクリーナー

ピカピカに磨き上げた城…

年末恒例の大掃除のために購入。正直あんまり期待していなかったけれど、感動しました。ビフォーアフター撮っておけばよかったー!と悔やまれるくらい、かれこれ8年くらい使っている冷蔵庫や電子レンジの、もうそういうものだと思っていたなんとなく黒ずんだ状態が、ピッカピカの新品状態に蘇った。油汚れべっとりの換気扇とかキッチン周りも生まれ変わって超ハッピー!

※そう思ってピックアップしたわけではないけれど、今月の3商品、すべてTwitterで情報を得てゲットしたものたち。ありがとう、Twitter

今月の映画・本・音楽など

獣になれない私たち

見ておけばよかったな…と、ずーっとうっすら思っていたドラマを見ようの回、第一弾。今更すぎるかもしれないけど、本当にすごかったです、これ…。何より一話の職場とかガッキーの若手女性あるあるの立ち回りがあまりにリアルで、環境も状況も違うのに、ガッキーはわたしでした(あと顔も違うわ)ちょっとびっくりするくらい抉られて一話で瀕死状態。こんなに刺さる一話は初めてで見終わった時にはボロボロ。

恋愛ドラマのヒーローであるはずの松田龍平は第一印象普通に最悪で、どこにでもいそうな感じが絶妙だし、俗に言うTHEハイスペサラリーマン、順風満帆で彼氏としても羨ましがられそうな田中圭の弱点が元カノを家から追い出せないって・・・リアルすぎて絶対実際に起きてる。野木さんの職場とキャラクターへの視線が鋭過ぎてリアルを超えていた。でも結局のところ登場人物みんな魅力的で、ストーリーはしっかり面白くて、毎話楽しくて仕方なかった!5tap、近所にできてほしい。

ジェームズ・クリアー『ジェームズ・クリアー式 複利で伸びる1つの習慣』

会社の先輩にかれこれ2年前くらいにおすすめしてもらった本をようやく読み切った。ビジネス書や自己啓発本に対していまだにどこか斜に構えている部分がある未熟なわたくしですが、この本はめちゃくちゃよかった。どうしたらよい習慣を続けて、悪い習慣を断ち切れるのか?ということを論理的かつ実践的にまとめていて、「うお〜〜やるぞ〜〜」としっかり啓発された。

この本を読んで改めて胸に刻んだのは、意向は行動ではなく、結果につながるのは行動だけ、ということ。どれだけ長い間「やってみたいなあ」と気持ちだけ温めたって、現実は何も変わらなくて、かっこ悪くても下手でも、行動だけが結果を生み出す、というのはシンプルでありながら痛烈な真実(ちなみに習慣の定着に大事な「繰り返し」も、行動の合計期間ではなく頻度が大事らしい)結果第一主義の考え方にはあまり賛同できないし、行動に至る過程にも様々な葛藤や美しさがあると思うけれど、得たい結果があるのならば、行動するしかないというのは紛れもなく本当だなー。

↓ 結果につながるのは行動だけ!論で、励まされたエピソード

授業の初日、フロリダ大学のジュリー・ユルズマン教授は、フィルム写真のクラスの学生をふたつのグループに分けた。教室の左側の学生は全員、「量」のグループだと彼は説明した。このグループの学生は、作った作品の量だけで採点される。(中略)一方、教室の右側の学生はみな「質」のグループになる。彼らは作品の出来栄えだけで採点される。学期中に制作する作品は一枚だけでもいいが、Aをとるには、ほぼ完璧な写真でなければならない。学期が終わると、教授が驚いたことに、すばらしい写真はすべて「量」グループの作品だった。学期中、このグループの学生たちは、写真を撮ったり、合成や光の工夫をしてみたり、暗室でさまざまな手法を試したり、失敗から学んだりと、とても忙しかった。何百枚もの写真を作成するなかで技術を磨いていった。そのあいだ、「質」グループはただすわって、完璧さについて考えていた。そして結局、努力を示せるものはほとんどなく、信憑性のない理論と平凡な写真ができただけだった。

MOROHA「革命」
革命

革命

  • MOROHA
  • J-Pop
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

なぜか突然MOROHAブームが来て、冬の寒空の下ひたすらMOROHAを聴きながら歩きまくった。疲れてた?どうしても東京ホテイソンに聞こえてしまう時期は過ぎ、叫びも情けない声もしっくり来て、熱い気持ちで応えながら聞いてます。

日食なつこ「水流のロック」
水流のロック

水流のロック

  • 日食なつこ
  • J-Pop
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

御多分に洩れず、M-1きっかけで知った日食なつこさん。特に水流のロックが気に入った!深い声と軽快なピアノがとても素敵。リズムが気持ちよくて何周でもループして聴きたくなる。

年末は帰省して、地元でコロナ禍会えていなかった友たちと会い、実家で家族と賑やかに過ごした。泣きたくなるほど幸せで、何も変わっていないし何も成し遂げていないけれど、いい一年だったと思う。