超初心者OLによるクロスバイク購入記

うわーお久しぶりです!日記とか手元では色んな記録を残していたのですが、最後のブログが2019年でびっくり。2023年、社会人3年目。平日はなかなか仕事が忙しくて余裕がないけれど、映画見て本を読んでお散歩して、料理して、旅行に行って山に登って温泉に入って、美味しいものをたくさん食べて、愉快な毎日を過ごしています🙂

社会人になって、週4~5でリモートワークの毎日。あまりの運動不足に、ついに体の方から「動きてえ…!」という欲求本能がうごめきだし、引きこもり力に定評があるわたしですが、キックボクシング、登山、水泳、スカッシュ、など運動音痴の限界突破チャレンジは続く。大阪で関西一辺の営業をしていたのに免許停止になった兄(涙)が移動手段としてクロスバイクを買って、それを借りてからというもの、ママチャリには10年以上乗っているというのに今更新鮮に「チャリ楽しい…」と気付く。

兄のGIANTで初のサイクリング28.3km、帰りはもう足が回らなかった

ただ都内だと危ないし乗るところないし盗まれるかもしれないしな…と延期していたところ、同じマンションに住む友達がかっこいいチャリを買い、うわ〜〜〜いいな〜〜!と背中を押され、ついに初のクロスバイクを購入!

なーーーんにも知識がないので、右往左往しながら初心者なりに色々調べて調べて、チャリ屋をめぐって、お気に入りの一台に出会えました。自転車沼ってあまりにも深すぎて、THE うぶな初心者向け(特に、細かな性能云々よりデザイン性とかも加味して選びたい女性向け)の情報がなくて困っちゃったので、わたしが悩んだブランドと経緯を記録しておきます。

いいな〜〜と思っていたブランド候補

ネットの情報はもちろん、気が向いた時にチャリ屋をめぐって、これ素敵!と直感的に思ったモデルやブランドを調べていく、この過程が楽しかった。

クロスバイクを探し出して、一番と言ってもいいくらいよく目にするのが「クロスバイクを買うならロードバイクを買うべし」論。理由は色々あるようなのですが、兄のTREKロードバイクを何度か借りたことがあって、値段も性能もガチなことに気後れしたのとドロップハンドルが怖くって、わたしのように街乗りも全然する超初心者OLには普通にオーバースペックだわってなった。クロスバイクが気楽でちょうどよくて万々歳。

クロスバイクを選ぶにあたって、そもそも知識が乏しいので特別なこだわりはなく、わたしが重視していたポイントとしては以下で、用途は街乗り+休日にちょっと遠出したいなあというくらい。あとはもうフィーリングです。生活を共にするたった一台のベイビーを選ぶ!それだけ!

  • 初心者向けのシンプルな構造とメンテナンス性
  • 軽量であること(漕いだ時に風みたいで気持ちいいから)
  • タイヤが細すぎない(子どもの時、自転車で歩道の溝を乗り上げようとして失敗してすっ転んで爪が剥がれたトラウマがある)
  • 見た目が気に入ること(ロゴがでっかくどん!って入ってないやつ)
  • 値段は10万円に収まるくらい
Cannondale

無骨でスタイリッシュで超すてき

調べればすぐヒットする王道ブランドのなかで、GIANTもTREKもMERIDAもGIOSもルイガノもその他諸々も刺さらなかったわたしですが、キャノンデールはなんだか超かっこいい!フォルムもカラーリングもスタイリッシュでとっても好き。この写真のレディースライン、Quick Womenシリーズが気になっていたけれど、あんまり情報がなくてチャリ屋でも見つけられず、結局良いも悪いもわからないままなんだかんだ選ばれなかった。縁がなかったということかな…。いつか乗りたい。

https://www.cannondale.com/ja-jp

TOKYOBIKE

パリとかヨーロッパの街並みが似合うね

清澄白河で1日レンタルをやっていて、友達と清澄白河豊洲→お台場→レインボーブリッジ→突然西に突き進んで等々力公園まで、往復43.6km爆走した思い出のチャリ。店舗もチャリのカラーもはちゃめちゃに可愛いんだけど、ベーシックなモデルのMONO(セミアップハンドルでホリズンタルフレーム)とLEGER(プロムナードハンドルでよりシティっぽい)にはギアがない、ギアがついたスポーツモデルもあるにはあるけど…という感じ。おしゃれだけど、他ブランドに比べるとモデルも性能もクロスバイクというよりはシティサイクルに近いのかな。デザインも大事といえども(値段も前述の2モデルは6万切るくらいだが)やっぱちゃんと走りたいよ〜と思い候補から外れる。

https://tokyobike.com/

FUJI

昔のヨーロッパのモノクロ映画とかに出てきそう

ブランド名がすでによい。フジ自転車なのもよい。クロスバイク買うぞ!となった時から、フィーリングでFUJIはかなり好きで、いいのあったらFUJIに決めちゃおうかな〜〜と思っていました。ただ、ヴィンテージっぽくておしゃれなBALLADや周辺モデルはタイヤが細いことや気取りすぎてる感じ(自意識)がちょっと気になり、じゃあRAIZ?となるもピンとくる色がなく、なんとなくどれもハマらなかった…。個人的には派手めなカラーの車体×派手色の「Fuji.」のロゴが入ったモデルがあったら超イケてて流行ると思う。

https://www.fujibikes.jp/

Bianchi

実物の方がきれいな色

新宿のワイズロードに偵察しに行った時に見かけて、特に選択肢に入っていなかったのに「生で見るチェレステカラーめちゃくちゃかわいい〜〜!」と一気に気持ちが早変わり。初音ミクみたいな色だと思っていたけれど、実際見たらティファニーでした。ただ価格vsグレードがあんまり見合わない気がしたのと、「THE」すぎて盗難が怖いなあという不安、さらに地元の駅の地下駐車場でこのチェレステカラーを一度に3台見つけてやめました。あとサドルがお尻痛そうだった。

https://www.japan.bianchi.com/

MARIN

ちょっとストリートっぽくてかっこいい

友達が買ったチャリ。マウンテンバイクっぽいモデルが多いような気がする。シティ感とアウトドア感の塩梅がとてもおしゃれなブランド。友達に試乗させてもらったら、タイヤ太め&重めでどっしりとした安定感がある(そのモデルがそういう車種だったのだと思う)ブレーキのオイルとかチェーンとか、買ったばかりなのにちょっとずつガタが来ていてメンテナンスが大変そうだったのもあり、軽いチャリを探していたので諦める。

https://marinbikesjapan.com/

tern

くすみカラーが可愛い

おしゃれなチャリ屋でよく見かけた。新しめのブランドなのかな?くすんだブルーやベージュとかもあって、カラバリがセンスいいな〜〜と思っていた。わたしが検討していた時期だけかもしれないけれど、なんにせよクチコミを見ない。これ!っていう決め手もなく、視野の隅で捉えたまま候補には入らなかった。

https://ternbicycles.jp/

RITEWAY

すべてがちょうどいい一台

来ました、大本命RITEWAY!一方的に知っているご近所さんがRITEWAYのマットダークブラックオリーブという濃い深緑のとっても素敵なカラーリングのクロスバイクに乗っていて、ほほおんと気になっていたブランド。このオリーブカラー、深みのある本当にきれいな色なのでぜひ見てみてほしい。一番ベーシックなRITEWAY Shepherdはホリズンタルフレームでデザインもカラーリングも素敵なのに、性能や細部のパーツにもこだわっていて(どのブランドもそうでしょうが…)初心者でもチャレンジしやすいのに痒い所に手が届く感じ。タイヤ太め、ロゴ小さめなのもよい。デメリットといえば取扱店舗と在庫が少ないことくらいなのでは(コロナが関係していたのかもしれないが)

https://www.riteway-jp.com/bicycle/riteway/

結論、わたしの相棒となったRITEWAY Shepherd

色々検討したものの、長く悩みすぎて決められず、このまま買わずに終わっちゃいそうだな…と思っていた矢先、RITEWAYをメインで扱っている素敵なチャリ屋さんで目をきらっきらさせた自戦車好きの店主さんと出会い、本当によくしていただいて、欲しい色×サイズの国内在庫ラスト一台がそのお店の倉庫にあるということがわかり、これぞ運命だ…!と意を決して、RITEWAY Shepherdのシャンパンゴールドを購入しました。

金というよりは銅に近いきらきらカラーがまぶいぜ

サイズは24", 26", 700Cの3種類があって、168cmくらいのわたしは身長的にはちょうど26"と700Cの狭間なのですが、試乗させてもらった乗り心地がしっくりきた&店主の審美眼のお墨付きで、一番大きい700Cにしました!

  • シンプルな構造で、パーツはすべてSHIMANO
  • 軽くて漕ぐのが気持ちいい(重量10.7kg)
  • ホリズンタルフレームとめずらしい色味が気に入った(ロゴも小さいよ)
  • タイヤが35mmと太め
  • 値段も税込¥78,320と良心的

↑ こんな感じで、当初重視していたポイントも無事クリア

www.riteway-jp.com

いざクロスバイク生活をはじめると、なんで今まで買わなかったんだろう?!というくらい、毎日がとっても楽しい!軽い自転車にしたのは正解でした。漕ぎ出しも漕いでいる時もママチャリとは圧倒的に異なるスピード感と心地よさ。日々「気持ちいい…風になった気分…」という夢心地と「今マジで生と死の境にいるわ」という緊迫感でヒリヒリしたチャリンコライフを送ってます。納車してから一週間くらいは嬉しすぎて、平日22時まで働いてヘロヘロで帰宅したのに、そのままチャリで意味もなく自宅の周り一周とかしてた。犬かよ。

都内あるあるの、歩くと遠いけど電車では行きづらい場所とか、ちょっとした移動とか、いやなんなら電車でいけよ!というところまで、チャンスを見つけては愛しの相棒で西へ東へ東京を走りまくる日々。移動が思考を変え、視野を広げるのだと痛感する。毎日が移動祝祭日!世界が広がるってやっぱり楽しい。

唯一不便なことを挙げるとしたらカゴがないこと、ただそれだけ…。カゴがあればすべてが解決する瞬間が結構ある。ただ、クロスバイクにカゴをつけちゃうとどんなチャリも一気にダサくなるから…ただそれだけなんだけど、すべてが無に帰すくらいダサくなるから…それでも意を決してカゴを外付けしようとしたらおしゃれな友達に「ダサすぎて本当にありえない絶対やめて」とガチでフィードバックをもらったので…ギリギリ堪えてます。

 

↓ 自転車メーカーをアパレルブランドにたとえる雑談動画が面白かった。GIANTがユニクロというくだりでウケた。

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