お盆と休日の詰め合わせ日記

1kmを泳ぎ抜いた人間が辿り着けるお寿司の輝き

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1年ぶり2度目、プールで力いっぱい泳いで、そして力の限り美味しいごはんを食べる会。ひとり1kmずつ泳いだ後に、去年は焼肉、そして今年はお寿司へ!「早秋美味便り」、ぜひとも受け取りたいタイプの便りです。

平泳ぎができるようになりたくて、去年からいそいそと通い出した区民プール。先生はいないので完全に独学で、上手なおじいちゃんおばあちゃんを水中で観察しながら、よくわからないまま沈みかけの平泳ぎを体得している。それでも人間ってすごいもので、下手な平泳ぎをずっと続けていたら、足の蹴り方とか、手の水のかき方とか、なんとなくこんな感じかも?という感覚が生まれるようになってきた。正解を知らないはずなのに、やり続けていると正しい方向に進む不思議。これが人間の最適化の力?

 

運動した後の心地良い疲労感を感じながらのごはん、細胞が大喜びしているのが手に取るように分かる。美味しいという知覚が、食べ物そのものの美味しさの絶対値と、感覚受容体としての自分の感じ方の掛け算だとしたら、前者で上を目指すだけでなく、自分をおいしさアンテナビンビンモードに仕立て上げることでさらなる高みを目指すことができるのである!

 

ココスで6時間耐久井戸端会議
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お盆、地元のココスで友達と集まって、だらだら好きなものをつまみながら、なんでもない話をし続けていたら6時間経っていた。周りのお客さんは3回転くらいしてた。ココスのカリカリポテトが好きすぎる。調べたらAmazonで冷凍のが売っているのを見つけてしまい、今すぐにでもポチりそうな右手を左手が一生懸命抑えているところ…。もうすぐ負けそう。

 

ガストで5時間耐久井戸端会議

ココスで6時間しゃべり倒した翌日に、今度はガストで5時間しゃべり倒してしまった。しかも3人で集まったうち2人は同じメンバー。実のある話は何ひとつしていない。流石に話しすぎでは?!という感じだが、みんなのエピソードも掛け合いも、いちいち愉快なので仕方ないよねえ。

  • 友達、エマストーンのことを「エマ石(えまいし)」って呼んでた
    • ウケ狙いでもなく、前置きもなく、ただただ自然に「エマ石」って呼んでる
  • 友達のなかでのファミレスの序列:ロイホ>>>びくドン・ビクボ>ココス>>ガスト
    • びくドン・ビクボ、も聞き慣れなさすぎてリスニングの問題かと思った
    • びくドン・ビクボが突然2位にランクインしているのは、「ハンバーグがあるから」だそうです。ハンバーグ大好きじゃん…
    • サイゼリヤは「サイゼリヤにはサイゼリヤのメニューしかないから」ランキング圏外らしい。言いたいことはめっちゃわかる。
  • 働き始めてから20kg増量した友達、「太っているのにまつ毛あげるのは人としてダサい」と思い至り、ビューラーもマスカラも封印していることが判明して痺れた
    • 「まだまつ毛をあげられるほどのヒューマンステージにいないから…」とのこと
    • 遺伝子結果の結果、食事制限も運動もすぐに結果が出るタイプと診断されたために、「努力がすべて報われるタイプなんだよねウチ…これ遺伝子検査に基づいてるから…」と宣いながらモンブランを食べていた
  • 周囲の結婚・出産ラッシュが止まらない中、学生時代と変わらずファミレスに屯し続けている我々に友達から一言「いつまでも楽しくここにいような…」

 

ロイヤルホストでわがままカロリー爆弾プレート

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実は最近、うっすらダイエットを始めており(いっぱい食べていっぱい動く!という能天気ダイエットのため、まだ1kgしか落ちていない)、いままでカロリー計算断固反対派だったのだが、ついに人生で始めてあすけんをダウンロードして食べたものを記録している。あれ、素晴らしいがゆえに恐ろしいアプリだと思う。簡単に摂食障害になりそう。

ある日曜日に、最近頑張ってるからロイホで好きなものたのも〜〜!と頼んだ、わたしの好きなもの詰め放題プレート。半分サラダだしヘルシーでしょう、と高を括っていたら、あすけんで調べたところ1日の推奨カロリーの7割に相当する、驚愕のカロリー爆弾で罪悪感が押し寄せた(ちなみにこの罪悪感はあすけんを始めてなければ出会っていなかった感情)。血糖値が急上昇しすぎて気絶するかと思った。

 

帰省シーズンの改札が好きだ

駅について改札を出ようとすると、子どもや孫を迎えにきたであろう地元の人がみんなこちらを向いて、この上なく嬉しそうな幸せそうな顔で今か今かと誰かの到着を待っていて、毎度なんて美しい景色だろうと思う。もうアラサーだし、なんなら割としょっちゅう帰省してるし、駐車場で待っててくれていいのに、たまにその中に父や兄弟を見つけると、なんだか温かくて泣きたくなる。

今回も東京への帰りの電車で、途中の停車駅で乗ってきた小さな女の子とお母さんが、電車が出発しても車窓の外にずっとずっと手を振っていたのを見た。ホームにおじいちゃんやおばあちゃんがいるのかなと思ったら、小学生くらいの男の子が2人、駅前の道路から一生懸命手を振っていた。出発しても、手を振りながら走って電車を追いかけていて、あああの頃の夏。まったく涙が出るねえ。

 

アナログ地図でへろへろ運転

f:id:aurorai:20240825232018j:image地元、親に雑地図を書いてもらわないと運転がままならない。

 

茄子の煮浸し

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ぴかぴかに照った紫の目に眩い輝きよ!土日に作り置きを用意しているとき、豊かな時間だなあと思う。

最近はまっている茄子の煮浸し。油がじゅわっと滲み出るのが美味しいんだよな〜〜と欲をかいて油びたびたにしたら重くなっちゃって、なんでもかんでも増やせばいいわけじゃない、という何度目かわからない教訓を得る。

 

タコとズッキーニのリゾット

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時間がある日に、Xで見かけた長谷川あかりさんのタコとズッキーニのリゾットを作ってみた。とことんシンプルに、じっくり手間をかける贅沢。ごはんがほんのりピンクに染まるのがいじらしい。みちみちの旨味がたまらなくて、後半鍋ごと食べそうになってしまった。焼肉やラーメンみたいな、抗えないほどの旨味がガツンと襲いかかってくる力技のごはんも最高だけど、そこにある旨味に浸りに行く、しみじみ感じ入る食事もとてもしあわせだと思う。これが大人の食事ってことよ…。

 

ハッピーバースデーの灯

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お盆の最中に父が誕生日を迎えた。ちょうど実家にいたので、みんなでロウソクの刺さったケーキを囲んで、電気を消して、お祝いの歌をうたった。この一年の良し悪しを一変させるくらいの気合いを込めて父が一息で吹き消した、年齢の数には遠く及ばないロウソク。