越後湯沢旅行記

週末のゆったりリフレッシュ1泊旅行にはまっている昨今。今回は、早起きして行くぜ新潟!まさかの雨、極寒の越後湯沢。降り立った瞬間からスキー場の冷気にひやっとする。

街と山が地続きで共存している

初日は、レンタカーで紅葉の残った山の中腹やら裾野やらのカーブを走りに走りまくる!走っている車がほぼいなくて、ペーパードライバーにも嬉しい。

ずっとこんなうねうねしたwinding road(懐)

雲が煙る風景がとても美しくて、似たような写真ばっかりなのにずっと写真を撮りたくなってしまった。初めて旅行で雨でよかったと思った。

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清津峡、星峠の棚田、お蕎麦、素敵な佇まいのカフェ、釜飯と日本酒で晩酌、そして温泉。音楽を流しながら車を走らせて、たくさんたくさんしゃべった。

清津峡の水面鏡、もっと評価されるべき

へぎそばを食べにきたのにざるそばで落ち着く

辺りいっぺん、どこまでも静寂の中でこの景色を見て圧倒された

釜飯って大好き!

2日目も車で走りまくる。ロープウェイでアルプの里に行って、お腹いっぱいちらし寿司を食べて、午後はまっすぐな高速をまっすぐ走って、西福寺で雲蝶のすごい透彫を見た。雨予報だったのに晴れた日の嬉しさよ!帰りは念願のぽんしゅ館も。

終わりかけの紅葉も寒々しくていいね

越後湯沢を一望、ミニチュアみたいな風景

欲張りちらし寿司!他にも頼んでたら「そんなに食べれる?」って心配された(食べた)

ゆっくりリフレッシュしよう、というコンセプト通りの素晴らしい旅だった。

最近30歳になった同行者、婚活やらクォーターライフクライシスやらで去年は本当に見ていて辛くなるくらい苦しそうで、もがいていて、暗いトンネルの中を歩き続けるような時期だったのだけど、清津峡の小雨が降り止まないトンネルで、彼女がすっきりした顔で「29歳は本当にいい一年だった。死にたいくらい病んだけど、濃密で、充実していて、がむしゃらで、自分を抱きしめたいよ!」と言っていて、辛い時期をかけがえのないものだと思えるって、強くてかっこいいと思った。

セルフハグで生きてこ!

きれいなものを見て、澄んだ空気をいっぱいに吸い込んで、静寂に触れる。遠くの葉ずれの音が聞こえるような静寂。田舎暮らし18年の当時のわたしには「何をお高く止まってるんですか?」と言われそうだけど、今のわたしには本当に必要なもので、心の栄養になる2日間だった(大袈裟でなく、普段の東京生活で静寂に出会うことはほぼない)

こういう週末を積み重ねていきたいよー。と、決意を新たにした。帰りのバスで、都会の光と窓を流れる雨粒をぼーっと眺めながら初めて聞いたVaundyの「呼吸のように」があまりにもよすぎて、旅行の思い出に刻まれるくらい鮮烈だった。

呼吸のように

呼吸のように

  • Vaundy
  • ロック
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

越後湯沢とってもいいところ。今の心のトーンにぴったりの、心に染み入る旅だった